ズル休みの最大の目標は「休める」こと以前に「バレない」ことが肝要になります。理由として「バレたら怒られる」ということもありますが、それ以上に「バレたら次のズル休みがしにくくなる」ということが重要です。
ズル休みは任意のタイミングで自由自在に発動されることが望まれます。休みたい時に休む。しかし、一度バレてしまったり疑われてしまうと、次の欠勤の障壁となってしまいます。こちらとしても欠勤を申請しにくくなるという心理障壁に加え、「またズル休みか、ふざけるなよ」と頭ごなしに上司に妨害されるという人的障壁です。
ズル休みがバレがちなパターンを覚えておくことで防御力を高めることができます。ズル休みの申請は攻撃であり、ズル休みがバレないようにすることは防御に他なりません。下記「ズル休みが会社にバレる7つのパターン」を紹介していきましょう。
1. SNSへの投稿やソシャゲ
ついつい油断とともに開放的な気分になって「ズル休みしたったーwww」などとtwitterやfacebook、instagramなどに投稿してしまう気持ちはわからないではないですが、絶対にやめましょう。誰が見ているかわかりません。
同様にして、社内の誰かとフレンドになっている場合、ソシャゲやPS4のプレイも推薦できるものではありません。
2. 風邪で休む
風邪はズル休みの王道ですが、それだけにバレやすい性質を持っています。これはマイナビウーマンによる調査「仮病に使われる病気Top5」において「風邪」が堂々たるダントツ一位であることからもわかります。誰かが「風邪で休みます」という時、それが仮病である可能性は他の病気と比べてかなり高いと見ていいでしょう。
それに加えて、風邪は一日でスッキリ治ることはないので、翌日の出勤の際に「治りかけの風邪」の演技が面倒です。断続的に咳をすることは忘れてしまいがちですし、くしゃみや鼻水の演技は超絶難易度です。ハードルが高いことに挑戦するのはコスパがよろしくない上、下手な演技をすればバレてしまいかねません。
当サイト「ズル休みドットコム」のおすすめは「頭痛」「吐き気」「(原因不明の)発熱」です。いずれも症状は激烈ですが翌日に尾を引かないのでスッキリとした表情で出社しても全く問題ありません。
3. 休み明けに日焼けをしている
日焼けの問題点は不可逆であることです。日焼けをしてしまったらしばらくは元に戻りませんから、翌日の出勤の際に確実にバレます。体調が悪くて部屋で寝ていた人間が日焼けをすることは地球がひっくり返ってもありえないからです。
従って、ズル休みをして海水浴やサーフィンに出かけることは愚の骨頂です。スキーやスノボも照り返しで意外と日焼け(雪焼け)をしてしまいますから気を付けましょう。そもそも、ズル休みをして出かけることは同僚や上司にと鉢合わせになる可能性を孕んでいるので、家で大人しくしているくらいでちょうどいいです。
但し、ライブやコンサート、ディズニーランドへ行くためにズル休みをしたのならその限りではありません。充分な日焼け対策をした上で楽しい一日にしましょう。
4. 「電車が止まっている」という理由
言うまでもないことですが、公共交通機関が遅延した場合には「遅延証明書」が駅において配布されていますし、それ以前にインターネットで電車の運行状況は公表されています。従って「電車が遅れていた」「電車が止まっていた」という言い訳は確実にバレます。
よっぽどマイナーなバス路線であればバレずにやり過ごすこともできるかもしれませんが、バス会社に問い合わせることだってできます。ズル休みの理由を公共交通機関のせいにすることは非常にリスクが高いのでやめておいたほうが無難です。
5. 元気そうである
「電話越しの声が元気そうだった」としてズル休みを疑われるのは極めて理不尽なことですが、意外と多い事象ですので気を付けるに越したことはありません。
相手にとっては「休む理由」と「声の調子」しか手掛かりがないわけですから、激しい悪寒に苛まれながらも無理をして朗々と「やーすいませんっす。ちょっと風邪ひいちゃったんすよねー」と言ってしまえば、「ずいぶん元気そうだな、仮病か?」と疑問が差し挟まれても無理はないというわけです。
本当に具合が悪い場合でも疑われることがあるわけですから、ズル休みをする私たちがすべきことはせめて「声のトーンを落として通話をする」ことは意識すべきです。但し、過剰な演技は必要ありません。
しかめっ面をしながら、地面に伏して頭を抱えるようにうずくまって通話をすれば自然と苦しそうな声が出ます。
6. ガヤガヤしたところから電話をかける
周囲の環境音は意外と電話越しの相手にも聞こえているものです。人のガヤガヤした音、クルマの往来の音、風の音、ショッピングモールの店内放送の声など、あらゆる伏兵が街には潜んでいます。
会社を休む連絡はなるべくであればテレビや音楽を消した静かな自宅からかけるようにしましょう。それが無理な場合、電話をかけないほうがマシというものです。
「具合が悪すぎて電話をかけられなかった」など言い訳は何とでもできますから、静かな場所を確保してから通話するようにしましょう。
7. 休む頻度が多い
仕事を休みすぎるのもバレる一因となります。本当に体調が悪くて休んでいたとしても、その頻度が多ければ「またかよ」と顰蹙を買ってしまうくらいです。
リーブ21が運営するウェブマガジン「メンズホロス」が実施したアンケートによれば「年間でどのぐらい、体調不良で会社を休むことがありますか?」という質問に対する回答が示されています。
1位「1日以上4日未満」42.4%
2位「休むことはない」39.2%
3位「4日以上7日未満」12.7%
このトップ3だけで全体の90%以上を占めていることは特筆すべきことです。つまり、上記で1位である「(年間で)1日以上4日未満」の欠勤であれば常識の範囲内であるとみなされるということに他なりません。
答えはシンプルです。「年間で3日までなら休んでも構わない」。
社内の雰囲気にもよるでしょうが、これを超えてくると常識を逸脱した行為とみなされて厄介事が起こる可能性があります。ズル休みは細く長く続けていくべきです。戦略的なズル休みのためにも節度というものは必要なようです。
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