ノロウイルスで会社・仕事をズル休みするための5つのポイントとは?

ノロウイルスで会社・仕事をズル休みするための5つのポイントとは?

ノロウイルスは2006年冬頃から流行し始めた感染症の一種です。感染源は牡蠣などの貝類が多いとされ、症状は下痢・嘔吐が激烈を極めます。私の屈強な友人はノロウイルスに感染した当時を振り返って「人生最大の苦しみ」と言っておりました。

ノロウイルスの最盛期は冬です。12月頃から流行し始め翌年の2月ころまで続き、春には収束します。ノロウイルスを理由にしてのズル休みは成功すれば問答無用で連休を取得することができますが、診断書を提出せよと会社に言われるリスクも少なからずあり戦略立案の難しいところです。

そういう意味では屈強なる精神力の持ち主や弁の立つ者、卓越した戦術家における挑戦と位置づけられるのがノロウイルスでの仮病とみなすことができるでしょう。素人が手を出すのはあまりにも危険です。しかしながら「いつかはノロウイルスでズル休みを実現してみたい」と憧れられる存在であることも確かです。

 
メリット
・感染力が極めて強いことが出社できない口実としてそのまま使える

・連休が取得できる

・完治してからの出社となるので症状における特別な演技が必要ない

 
デメリット
・診断書を提出しなければならない可能性があること(傷病手当金)

・「ノロで休んだ人」と社内で話題になり、いろいろな人から症状の経過などを聞かれる可能性がある

・ノロウイルスの流行期である冬にしか使うことができない

 

ノロウイルスでのズル休み総論5つのポイント

連休取得は必至

ノロウイルスの特徴として「激烈なる症状」と「感染力の強さ」が挙げられます。

1日〜2日の潜伏期間の後、激しい嘔吐と下痢が発症されます。「水を飲んでも吐く」というほどで脱水症状になる患者も散見されるようです。「人生最大の苦しみ」というのはこの激烈なる症状を指しています。また、患者の吐瀉物・汚物を介して他人に容易に感染してしまう(接触感染、飛沫感染、空気感染)という特徴も備えており、その感染力の強さもノロウイルスが恐れられる要因の一つです。

法律によって特に規定はされていないものの、上記の観点からノロウイルスにかかったら完治するまで出勤を自粛すべきでしょう。
そう、ノロウイルスによるズル休みは「必ず連休が取れる」ところにメリットがあることを覚えておきましょう。

一週間程度しっかりと休もう

ノロウイルスによるズル休みの敷居を下げる要因の一つとして、完治してからの出社が要請されるという点があります。すなわち、風邪でのズル休みのように煩わしい咳の演技などを全く必要としないということです。

ノロウイルスにかかったら3日程度で症状は治まるが、体内にウイルスはしばらく残ります。「下痢や嘔吐が治まったら出社すべき」という見解と「ウイルスが抜けきるまで一週間程度は休むべき」という見解とがあって決着を見ていないところではあるのですが、前述の私の友人はノロウイルスで一週間しっかりと休みました。

従いまして、どうせなら一週間たっぷりと休んだ上で元気いっぱいに颯爽と出社するのが精神衛生上も良いと思います。ましてズル休みであり仮病ですので、一週間丸々元気いっぱいに休めるというわけです。下痢の必要も激しい嘔吐の可能性も脱水症状のリスクもありません。

長期に渡って欠勤したことを詫びつつも、「やー大変でしたよー」などと架空の闘病生活を語ってやりましょう。

会社をズル休みした翌日、完璧な出社の仕方たった一つのコツとは?

症状や経過については勉強しておくこと

闘病の経過をでっち上げるためにもノロウイルスの症状とその経過の仕方については少し勉強しておき、出社の際に披露するようにしましょう。

・人生最大の苦しみ
・生牡蠣が原因に違いない
・下痢と吐き気が止まらない
・刺すような腹痛
・微熱
・眠ろうにも眠れない
・何を食べても飲んでも吐くのでげっそりする
・症状が2〜3日間続く

上記のようなことを面白おかしく話していれば当たり障りなく大丈夫でしょう。



診断書提出のリスク回避の仕方

我々はノロウイルスをでっち上げてズル休みしようとしているのであり、当然ながら病院になど行かずに連休を取得しようと画策しているのです。しかしながら会社はおせっかいか嫌がらせか「診断書を提出しなさい」と言ってくる場合があります。これは大変なるリスクであり、ノロウイルスでズル休みをおすすめできない大きな理由の一つでもあるのですが、対処法が全くないというわけでもありません。

万が一、会社から診断書を提出するように要請された場合の対処法を、二種類に分けて解説していきましょう。

 
■社会保険加入者の場合 ―傷病手当金受給申請のためか
社会保険に加入している人は、傷病によって4日以上連続で欠勤することによって傷病手当金を受給する権利が生じます。給与のおよそ2/3の額です。

傷病手当金を受給するためには申請書に「医師の意見(傷病により出勤不能だった旨)」を書いてもらう必要があるのですが、制度がしっかりしていておせっかい(情に厚い)な会社は「病院に行って書いてもらってきてください」と傷病手当金申請書を手渡してくる可能性があります。当然ながら我々はズル休みをしたわけですからノロウイルスとの診断を受けるべくもない、さてどうしよう。というわけです。

この場合、治った後に医師に書いてもらえるかどうか一度病院に赴いて先生に聞いてみるのが良いでしょう。

・吐き気と下痢が激烈であったが病院には行かなかった
・会社を一週間程度休んだ
・会社から傷病手当金申請書に医師の意見を書くよう求められている

このことを医師に伝えてみて、書いてもらえればそれに越したことはありません。書いてもらえなければ、「実は外出できないほど症状が激烈であった。先生に聞いてみたが、治ってからでは書いてもらえないようである」との旨を会社に伝えましょう。

 
■社会保険非加入者の場合 ―診断書を提出するメリットなし
上記、傷病手当金は社会保険における制度であり国民健康保険への加入者は対象になりません。従って、社会保険にも入れてもらえていないのなら会社に診断書を提出するメリットは何もありません。もしかしたら、ズル休みや仮病を疑われているのかもしれません。

この場合、何を言われても診断書なんて出さないのが得策です。だって、こちらに何のメリットもないのです。手続き上必要があるわけでもなければ、何らかの保障がされるわけでもない。

診断書発行のためには病院にもよりますがだいたい一通につき5,000円かかりますので「その手数料はもちろん会社が負担してくれるんですよね?」と牽制しておけば相手も引き下がるでしょう。それでもしつこく「提出せよ」と言ってくるようなら、上と同じ方法で「治った後なのだけれど診断書を書いてもらうことはできないか」と医師に相談してみましょう。

冬限定であること

ノロウイルスは11月頃から流行が始まり、12月〜翌年1月にピークを迎えます。以降は収束に向かい4月〜5月にはほぼ落ち着くというのが例年の傾向です。従って我々がノロウイルスでズル休みをするためには上記期間、特に12月〜翌年2月が最適ですからそこをピンポイントで狙っていくことが肝要です。間違っても真夏に「ノロウイルスのため休ませて下さい」と申告することは墓穴を掘ることに繋がりかねないということです。

また、流行期であるからといって都合よくノロウイルスの名を出して休むことはズル休みがバレることに繋がります。冬には多くの仮病人が「インフルエンザ」「ノロウイルス」でズル休みを申告していることくらいは会社側も把握しています。長く居るべき職場でないなどバレても構わない場合はそれでもいいのですが、多くの場合ズル休みはバレないことが肝要であり絶対要件です。

なるべく職場が暇な時にズル休みを発動することや、普段の勤務態度を真面目過ごしておくなど、反感や疑いをかけられない工夫が必要です。

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