虫歯・歯痛で会社・仕事をズル休みするための4つのポイントとは?

虫歯・歯痛で会社・仕事をズル休みするための4つのポイントとは?

歯痛でのズル休みの最大の特徴はその意外性です。ズル休みの王道は「風邪」であり、それと競うように「頭痛」や「発熱」がしのぎを削っているわけですが、遥か後方から虎視眈々とチャンスをうかがうダークホースが「歯痛」であるというわけです。

歯痛でのズル休みは多用は禁物ですが、ここぞという時に職場に不意打ちを食らわせることができます。上手に利用することで全く疑われずにズル休みを満喫することができるのです。

 
メリット
・意外性がありバレにくい

・特別な演技や労力が必要ないのでお手軽である

・早退理由として有効である

 
デメリット
・たかが歯痛ごときで休むなんて、と反感を買う可能性がある

・虫歯を放置し続けた自己責任論となり得る

・歯医者に行くだけなので午後から出勤の半休が現実的である

 

歯痛でのズル休み総論4つのポイント

1. その意外性を味方につける ―10位の実績

マイナビウーマンによるアンケートによれば、「あなたは、会社、学校を休むために仮病を使ったことはありますか?」という質問に「はい」と答えた259人に「仮病の種類」を訊ねたところ、我が歯痛は堂々の10位でした。259人中たった2人だけです。ちなみに1位は風邪で189人です。

風邪による仮病がバレやすいのはあまりにもありふれているからです。もちろん、「木を隠すなら森の中」とは言いますけれど、真っ先に森を探されてはむしろ危険です。つまり、風邪でのズル休みは「どうぞ疑って下さい」と言っているようなものだということです。

それに比べて歯痛というのは誰も探さないところに木を隠すということです。259人中たったの2人しか思い付かないとっておきの隠し場所、それが歯痛であるというわけです。

2. 演技は全く必要ない ―リスクゼロ

病気によるズル休みにおいて厄介なのが病気のフリをしなければならないことです。特に面倒なのが風邪であり、症状のデパートと呼ばれています。鼻水の演技なんて一体誰ができるでしょう。

その点、歯痛については演技は全く必要ありません。朝、職場に電話をかける際にもほんの少し険しげな感じを演出するだけでよく、翌日の出勤の際には歯医者に行って痛みはもう収まっているという設定であるので、痛がる必要は全くありません。

生の人参をバリバリ食べるなど無茶無謀なことをしない限りはバレることはないでしょう。

3. バレるというよりは反感を買うリスクを考慮せよ

歯痛の痛みは激烈であり強烈です。猛烈です。どの痛みにも増して歯痛は鮮烈なのです。

恐らく顔面という極めて重要な部位から発せられるからでしょう。同じくらいの痛みだったとしても、「足を怪我して痛い」よりも「歯痛」のほうが私たちの集中力を積極的に強奪しにきます。歯が痛いことに全神経と全思考を持って行かれて「歯が痛い」と考えること以外には何もできません。

それは皆わかっているはずなのですが、歯痛のため休むことは職場の風紀を乱し反感を買うことになる可能性があるのです。「歯痛ごときで休むなんて」という痛みに対する軽視と「歯医者に行かなかった自分が悪い」という自己責任論による顛末です。

従って、一般的なズル休みにおいては「バレるリスク」に注意すべきところなのですが、歯痛だけは例外で、「社内の反感を買うリスク」に留意しなければならないのです。

4. 「半休」か「有給を使っての休暇」が現実的

歯痛は横になって安静にしていれば治るというものではなく、必ず歯医者での治療が要請されるものです。つまり、歯痛による休暇は歯医者に行った時点でもう要件は終わりであり、その時点で治療によって痛みもだいぶひいているでしょうから、それ以上休む必要はどこにもないという性質を持っています。

風邪や頭痛では病院に行った後に自宅で安静にしている、という手続きに説得力を持ちますが、歯痛はそうではないのです。従って、歯痛においては「午前中に歯医者に行って、午後から出勤」という形が現実的です。半休というやつです。

「半日なんかじゃ休みじゃない。せっかくのズル休みなんだからどうせなら一日休みたい」という向きは有給休暇を利用しましょう。「歯医者に行くのでついでに有給を消化する」という申し出が通れば、何の後ろめたさもなく休暇を取得することができるというわけです。



 

歯痛でのズル休みはバレやすい?

歯痛には特別な病気の演技も必要ありませんし、外傷は残りませんし、所作においても特に気をつける点はありません。この点は歯痛の完璧な点です。

但し、前述の通り「歯痛くらいで休むなんて」と社内の反感を買わないようなアフターケアが肝要ですし、本当に歯痛で休んだ場合にはオーラルケアも必要です。

 

歯痛でのズル休みの際の会社への電話のかけ方

職場に電話をかける際にも過剰な何かをする必要はありません。間違っても「あー痛い痛い痛い、歯がー、歯がー」なんてわざとらしく痛がることはやめておきましょう。部屋中を転げ回って食器や家具を落下・転倒・崩落させる過激な演出も無用です。

職場や上司にかける電話は「痛い」ことを伝えることではなく「会社を休みたい旨」を伝えることが目的だからです。

  *

「おはようございます。○○です。お忙しいところ失礼致します。本日なのですが朝から急に歯の傷みが激しくて、誠に申し訳ないのですが歯医者に行きたいのでお休みを頂きたいです。ちなみに有給を使わせて頂くことは可能でしょうか」

  *

本来であれば有給休暇は前日までに申請をしておかなくてはならないものなので、当日いきなりの有給申請が通るかどうかは会社や上司次第です。有給休暇という概念がない会社もたくさんあるでしょうから、厳しそうな場合や返り討ちに遭いそうな場合は無理に有給申請をするのはやめておいたほうが無難です。

一日休みが厳しそうな場合は半休に甘んじるか、頭痛腹痛などの症状でズル休み戦略を立案しましょう。

ズル休みで会社や上司への電話の仕方。バレないための5つのポイントとは?

 

歯痛でのズル早退の仕方

歯痛での早退は可能です。但し、要するに歯医者に行って治療を受けてくるだけなので、早退ではなく「2時間くらい席を外す」で代用させられる可能性があることは覚えておきましょう。退勤2〜3時間前に早退を申請すればそのまま帰ってよしとの許可が出る可能性があります。

社内での歯痛アピールについては、「険しい表情をする」「動作が緩慢」「食欲がない」を過剰にならない程度に行うと効果的です。

 

歯痛でズル休みした翌日の出社の仕方

歯痛の素晴らしい点は、歯医者に行けば痛みが和らぐというところです。従って、歯痛でズル休みやズル早退をした翌日に出社した際には全く何もする必要はありません。しかめっ面を作る必要も、食欲がないフリも、緩慢な所作も演じることはない、つまりは、何もしなくても決してバレないということです。

但し、ズル休みをした翌日というのはなかなか出社しづらいもので、必要以上におどおどとしてしまいがちですから「堂々と出勤する」ことを心がけましょう。もちろん、「おはようございます。昨日は急に休んでしまい(早退してしまい)ご心配・ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした」と上司や同僚へきちんと挨拶をすることも欠かせてはなりません。

会社をズル休みした翌日、完璧な出社の仕方たった一つのコツとは?

 

歯痛で連休は可能か

残念ながら歯痛での連休は難しいです。「歯痛ごときで休むなんて」と反感を買う恐れさえあるのに、さらに連休となれば「は、歯痛ごときで、れ、れ、連休うっっ!!!???」と反感どころでは済まずに、ズル休みがバレる危険さえあります。

ズル連休を取得したいなら頭痛発熱など他の理由を戦略的に炸裂させましょう。

 

その他の注意点

バレにくいとは言え、今後数ヶ月に渡って歯医者に通院し続けていることにしなければなりません。どの歯医者に、いつ通っているかなど、同僚などに何を聞かれてもいいように頭の中でシミュレーションしておきましょう。

コメント