発熱で会社・仕事をズル休みするための4つのポイントとは?

発熱で会社・仕事をズル休みするための4つのポイントとは?

当「ズル休みドットコム」において最もおすすめの手段は発熱です。

ズル休みを発動する者は発熱を避けては通れません。むしろ避けて通ってはいけません。なぜなら発熱ほど利便性の高いコンビニエンスな症状はないからです。熱が出るという症状はズル休みのためにあるのではないかと思われるほどです。 

もちろん注意点はありますから、本稿をしっかりと読み込んで立派な発熱使いになってくれることを期待します。

 
メリット
・症状を数値化し客観化して伝えることができる。

・体温を伝えるだけで事足りるので無駄な演技が必要ない。

・37.9℃以上の熱なら休んでも仕方ないとするデータがはっきりと出ているから、電話でその数値を伝えれば良い。簡単。

 
デメリット
・家族住まいの場合には熱を計らされて確認される恐れがあり、バレる可能性がある。

・同様にして、早退においても体温計をみせろと言われる可能性があるので向かない。

 

発熱によるズル休み総論 ―4つのポイント

1. 37.9℃以上の熱が推奨される理由

ライオン株式会社が2011年に発表したアンケート結果によれば「会社の同僚や上司、部下が何℃以上の熱があったら会社を休んでも仕方がないと思うか」という質問に対する回答の平均は「37.9℃」であることが示されています。

はっきりと37.9℃と数値が出ていることが最大のポイントであり、つまり我々がズル休みをする際の基準がここに示されているというわけです。

もちろんこれは回答の平均が37.9℃だったとのことなので「37℃でも休んでも仕方ない」という寛容な者もいれば「39℃だろうが何だろうが這いつくばってでも出社せよ」という極悪非道な者もいるであろうことが仄めかされます。従いまして、当サイト「ズル休みドットコム」としましてはそういったやや極悪非道な者への適応も鑑み、ズル休み推奨体温を「38.5℃」としております。

文字どおりの平均値37.9℃では約半数の反感を買う可能性を秘めており、とは言え39℃まで行くと緊急事態の様相が濃厚となり後に出勤した際に「大丈夫だった?」「原因は?」「つらかったでしょう」なんておせっかいに根掘り葉掘り聞かれるのも面倒というわけです。
そう考えると「38.5℃」が無難な数値であると考えています。

熱が38.5℃もあるというのにそれでも出勤してこいという上司は鬼です。

2. 高い緊急性

上記の平均37.9℃という数値、意外と低いと思わなかったでしょうか。なんせ38℃の大台にギリギリ乗っていないのです。

このことから、いくら厳しい社会人と言えども発熱という症状には寛容であることが伺えます。恐らく上記のアンケートに協力した人たちは自分の経験を踏まえ、自分の中の発熱エピソードを思い出して回答したはずです。で、その結果38℃を超えることはなかった。

私事ですが、過去に39℃台の熱を出した時にはつらいなんてものじゃなかった。正常に動けない上に、じっとしていることもできない。何をしてもつらい上、眠ることさえできない。阿鼻叫喚でした。

発熱という症状は緊急性が高く重篤であると周知されていると考えて間違いないでしょう。従って、ズル休みにはもってこいというわけです。

3. 過剰な演技や風邪のほのめかしは蛇足

発熱のメリットはその数値、ここで言う38.5℃を伝えるだけで会社を休むに足る説得力を持たせることのできる点です。

つまり、欠勤の電話をかける際に過剰な演技をする必要は全くありません。演技というのはズル休みがバレる可能性を増幅させる手がかりとなってしまうリスクがあるものです。我々の目的は「ズル休みをする」のと同時に「ズル休みがバレない」ことですので、不要な演技をわざわざ盛り込んだ故にそれが原因で疑われるという事態は目も当てられません。まさに蛇足です。

加え、「風邪による」発熱と伝えるのも避けましょう。風邪というのは非常に厄介なもので、咳やくしゃみや鼻水まで付随してきます。翌日の出社の際に治りかけの風邪による鼻水の演技をするなんて、素人には到底無理です。

従ってここで目指すのは「風邪ではないんだけど熱だけ上がった」という状況です。間違っても「風邪を引いてしまって熱が出ちゃいました」などと墓穴を掘るような発言は控えましょう。

4. 「出勤前×ひとり暮らし」が発熱によるズル休みの要件

発熱によるズル休みの最大の敵は「体温計」です。

すなわち、発熱による会社のズル休みの唯一の戦略は電話口で「38.5℃の熱が出ちゃいましたー」とただ告げることに集約されます。熱が38.5℃出た証拠はありません。なぜなら、本当は熱が38.5℃も出ていないからです。平熱の中で元気いっぱいに会社を休もうとさえしているからです。

従って、体温計という本当の体温を暴き出す文明の利器を提示しなければならない事態に、発熱によるズル休みは滅法弱いというわけです。「熱計ってみなさい」と体温計を差し出されたらよほど上手な不正をしない限りはアウトとなりますから、家に家族がいる状況や出勤した後の早退には発熱は向かないことを覚えておきましょう。

逆に「ひとり暮らし」「出勤前」という状況であれば鬼に金棒であり、発熱を偽装するにはもっていこいです。発熱によるズル休みは孤独なあなたに常に寄り添っていると考えると心強いですね。



 

発熱によるズル休みはバレやすい?

1. 過剰な演技をしないこと
2. 風邪が原因であると明言しないこと
3. 体温を計らされる機会に遭遇しないこと

上記「発熱ズル休み規範三条」を遵守すればバレることは殆どありません。

何事もシンプルがうまくいきます。ここで目指すのは「なぜか熱が上がった → 休ませて下さい → 翌日(あるいは翌々日)熱が下がったので何事もなかったように出社」という誠にシンプルなものです。

嘘をつく者はあれこれと言い訳を飾り立てたくなるものですが、その向上心を抑えて「なんだかわからないけど熱があがった。未だに原因はわからない」と単純かつミステリアスにしておくのがベターです。実際、原因不明の発熱はごくありふれたものですのでバレるリスクは低いといえます。

 

発熱でのズル休みの際の電話のかけ方

繰り返しになりますが、発熱による仕事のズル休みにおけるたった一つの作業は「職場に電話をかけて”発熱の数値38.5℃”と”休ませて頂きたい意向”を伝える」ことのみとなります。簡単なお仕事です。

ただあまりにも38.5℃を強調しすぎるのも嘘がバレる手がかりとなり得る恐れがありますから、まずは「熱が出た」ことを伝え、「どんな具合なの?」などと聞かれた時点で「38.5℃」という切り札を出すのがスマートなやり方です。

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自分「おはようございます。○○です。お忙しいところ失礼致します。実は深夜から高熱が出てしまいまして、急で誠に申し訳ないのですが本日お休みを頂きたいのですが」

上司「そうか、結構熱あるの?」

自分「さっき計ったら38.5℃でした」

上司「わかった。ゆっくり休みなさい。お大事に」

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手強そうな極悪非道の鬼上司には39℃や40℃と攻める戦術も視野に入れて華麗にズル休みを勝ち取りましょう。

 

発熱での早退は難しい

熱が出たと言って早退することはリスクが高いことは先述の通りです。何と言っても「体温計で計った体温を証拠として示さなければならないリスク」が強敵なのです。どんなにボロボロで倒産しかかった零細企業でも社内に救急箱くらいはあるでしょうから、「熱っぽい → 体温を計れ」となることは必至です。

もちろん「体温計をぬるま湯につける」とか「体温計を摩擦によって高熱に見せかける」とかいう手段はあるものの、現実的ではありません。体温計を一生懸命にこすっているところを誰かに見られたら一巻の終わりですし、何より馬鹿っぽいです。

早退したい時には頭痛腹痛などを理由にするほうが無難です。

 

発熱で会社をズル休みした翌日の出社の仕方

出社の際に特別な演技は必要ありません。私たちは風邪ではなく「なんか熱が出た」ことによって会社を休んだのであり、「なんか熱が下がった」のでこうして出社してきたわけです。そこに理由はありませんから、何らかの演技をする理由もないというわけです。

ただ、ズル休みの次の日の出勤ほど億劫なものはありませんけれど、おどおどと出社するのではなく堂々としていましょう。おどおどと自信なさげにしていると逆に怪しまれ、仮病やズル休みを疑われることとなってしまいます。

出社したら朗らかな挨拶と「昨日は急に休んで申し訳ありませんでした」と上司と同僚への声がけをさっさと済ませ、後は自分の仕事に没頭しましょう。嫌なことはさっさと終わらせて忘れることが一番です。

会社をズル休みした翌日、完璧な出社の仕方たった一つのコツとは?

 

発熱でのズル休みで連休は可能か

発熱による欠勤におけるメリットとして「連休も可能である」ことが挙げられます。手段も極めて容易。当日の朝か前日の夜に「まだ熱が下がりません」たったこれだけです。

さらに説得力を増すなら「昨日なんとか病院に行ってきたのですが」という言葉を付け加えれば万全です。病院に行っている(実際には行っていない)という時点で欠勤者としての責任は果たしたと考えるべきであり、それでも体調が解放へ向かわないのは誰の責任でもありません。従って、連休になってしまったからといって責められるべきことではありません。

来るべき出社がさらに億劫になるリスクは孕んでいますが、発熱は連休も取得しやすい架空の症状であることは覚えておいて損はないと思います。

 

発熱でのズル休み、その他の注意点

ここでは「原因不明の発熱」でっち上げることにしていますが、医者の診断結果を気にする上司や同僚もいるでしょうから、そういった者に何か聞かれた場合には「疲れか何かで身体が弱っていた時期だったのではないかと医者が言っていた」とでも言っておきましょう。

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